プリント・オンデマンド 表紙の作成 その2
本棚に本を並べたとき、背表紙がその顔になります。その背表紙を作っていきます。マニュアルによると、100ページ以下の本には背表紙にテキストを入れられないとのこと。幸いなことに、エピソード1は126ページになりましたのでタイトルを入れられます。
背表紙の幅は次の式で計算します(マニュアルより)。
カラー印刷:ページ数✖0.0596mm
モノクロ(用紙クリーム):ページ数✖0.0635mm
モノクロ(用紙ホワイト):ページ数✖0.0572mm
小説ですので、読みやすいクリーム紙を選択します。そうするとエピソード1は横幅は8mmになります。1cmないのか……薄い。縦は、四六版なので188mmになります。縦横サイズが決まりましたので、グラフィックソフトでこのサイズの画像を準備します。この画像内でタイトルを入れられる場所は、天地から6.4㎜以内、左右1.6mm以内ということなので、最初に枠を作ってしまいます。これをテンプレートとしました。さらに、このサイズに上下左右4㎜づつ塗り足しが必要なので、縦188+4+4=196mm、横8+4+4=16mmになるように余白を追加します。最後に、枠内に入るようにタイトルを入れて、背表紙画像の出来上がりです。
ここまでは、少し手間ですがなんとかできました。問題は色データをCMYKにすること! わたしの持っているグラフィックソフトではCMYKの編集ができません。どうしよう……。ネットをさまよった結果、RGBからCMYKに変換してくれるフリーソフトを見つけました。それがColonというフリーソフトです。このサイトを参考にしました。このソフトでCMYKに変換して、あとは表紙と同じようにPDF印刷しました。ようやく出来た!
作ったPDF(表紙、裏表紙、背表紙)をNextPublishingのマイページにアップロードしますと、ガイド線付きの表紙PDFを返してくれます。枠内に文字が入っていることを確認して問題なければ完成です。
これで、本文PDF、表紙PDFが出来上がりました。次は見本書籍の作成です。
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