2025.01.01 01:462025年の抱負などを 無事2025年が明けました~ 本年もよろしくお願いいたします。 穏やかな天気の元旦ですね。みなさんはいかがお過ごしですか。まだ散らかっている庭を横目に、わたしも今日は何もしないと決意しています! 明日からまた庭の片づけをしますので、今日のうちに今年の執筆予定を書いておきましょう。一年の計は元旦にあり! 1月 ライトノベル風長編を書き始める 2月 ひたすら書...
2024.12.31 02:592024年を総括してみます こんちこわ~ 庭木の剪定と家の大掃除がまだ終わらない三世留男です。みなさま、あと一日ですよ。忙しくてまだ年が終わる気がしませんが、年末恒例の一年の総括をしていきます! まずは創作カレンダーで一年を振り返ってみましょう。 1月 エピソード4の英訳 2月 エピソード4の英訳→kindle出版 3月 エピソード5の英訳→kindle出版 4月 エピソード6の英訳...
2024.12.08 04:16読書感想文 『The Head Market: 第一巻, 第二巻』 Ohana Works(著) 戦国時代を旅する盲目の少女カズ。彼女は、類い稀な剣技で、身に降りかかる禍から身を守りながら、自分にその剣技を教えてくれた育ての親を追っていた。復讐するために。 タイトルと表紙から洋物的なお話を想像しておりましたが、中身は戦国乱世を舞台にした歴史伝奇小説でした。少女カズは、生まれながらの盲目で剣術の達人という、座頭市的主人公です。彼女は、旅をする途中で一癖も...
2024.12.03 12:05読書感想文 『その街 遠影』 池田三郎(著) ある夏の夜、大学生の立花は、同級生の江川に誘われ、海水浴に出かけた。その途中、怪しい男が慌てた様子でビルから飛び出し、バイクに乗って去っていったところをふたりは目撃した。後から聞くと、そのビルでヤクザの組長が射殺されたという。彼らが見たのは、襲撃事件の犯人だったのだ。そのときから、彼らはヤクザの抗争に巻き込まれていく。 事件に巻き込まれた主人公の立花が、友...
2024.11.23 10:54読書感想文 『並木春子のファースト万年筆』 仮名堂 アレ(著) 勉強一筋の女子高生、並木春子は、クラスメイトの稲垣亘にテストで負け続けていた。彼女は放課後の教室で、そのいけ好かない彼が、床にはいつくばっているところに出くわした。奴はいったいなにをしているのか? 床にはいつくばっていた彼は、大事な万年筆を探していたのでした。彼の万年筆を一緒に探してあげた縁で、彼と彼女は万年筆友達になります。彼の天然度合いと、彼女の妄想度...
2024.11.23 01:07読書感想文 『象の国の侍』 天堂晋助(著) 関ヶ原の戦いを生き残った貧乏侍の佐分正勝は、戦で命を救ってやった仁左衛門とともに、未来を切り開くため、シャム国に渡る。ふたりは、シャム国の傭兵として、日本人隊を率いるようになり、出世していく。 日本の戦国時代末期にシャム国(現在のタイ)に渡航して、当地の日本人侍として名を残した山田長政の歴史小説です。山田長政の歴史資料は少ないようですが、本作では、作者が空...
2024.11.18 12:35読書感想文 『未来透視科学会: シャーロック・ホームズの活躍』 Ah(著) ベーカー街221B。シャーロック・ホームズの下宿兼探偵事務所にやってきた依頼人は、未来を透視できるという学会からの手紙を、ホームズとワトスンの前に披露した。信じられないことに、その未来透視学会の予言は、競馬の勝ち馬を3回連続で的中させていた。ホームズとワトスンは、この奇妙な手紙と、未来透視学会の謎を追う。 シャーロック・ホームズの本格的なパスティーシュ小説...
2024.11.05 12:01読書感想文 『女性の降伏』 ヒダカ コトリ(著) 世界的な舞踏家でモデルの佐伯玲は突如、父の後を継ぎ、政治家に転身した。そして、街頭演説の最中に刺殺された。週刊誌記者の由美は、姉の玲の足跡を辿り、事件の闇に取り込まれていく。 世界的な舞踏家で政治家がなぜ殺されなければならなかったのか、を週刊誌記者が追うサスペンス形式の小説です。この舞台設定だけでもおもしろいのに、その週刊誌記者は、殺された舞踏家の妹で、政...
2024.10.19 05:18読書感想文 『パラレル』 成田莉音(著) 鈴木航(大学生)は、遠大な復讐劇を遂げ、しかしすべてを胸にしまったまま死刑執行された。その罪とは、決意とは何だったのか。 ハウダニットのミステリ小説です。鈴木航の死刑執行の場面が冒頭にあり、なぜ彼は死刑になるのか、美月という少女の存在はどう関係してくるのか、と、いろいろ『なぜ』が浮かんで、ページをめくる手が止まらなくなってきます。 大学生の鈴木航は、ある復...
2024.10.03 13:22読書感想文 『ブレイン・ハッカー』 小村一三(著) ライン作業員として働いている三浦伸也は、仕事中にもかかわらず幻覚を見るようになっていた。そのせいでミスも多く、会社からは厄介者扱いされていた。同じ会社の事務員、岡田由美も同じような幻覚を経験しており、二人はその幻覚の原因を探り始める。 序盤、中盤、後半とストーリーの雰囲気が変わる小説でした。序盤は、現実世界の理不尽に疲弊した青年がスピリチュアルに逃避して、...
2024.09.14 13:59読書感想文 『安曇野殺人事件』 大地 光(著) 助手の小布施が連れてきたのは、和装の若い女性だった。最近、父が病死し、弟は焼身自殺したという。遺産相続で争いが起こりそう、ということに興味を持った加納は小布施とともに、女性の住む安曇野に向かった。そこで次々と事件が発生する。ついには加納たちの身にも危険が迫る。 探偵と助手が掛け合いをしながら推理を組み立て、危険に巻き込まれつつも犯人を追い込んでいくという、...
2024.09.08 12:00読書感想文 『我が亡き後も』 丸鬼(著) 三六探偵事務所に訪ねてきた老婆の依頼は、事故死した息子の死の真相の調査だった。警察は、泥酔して川で溺死したとして調査を打ち切っていたが、母親はそれを信じていないのだった。三六が調査を始めると、他殺を示唆する証言や偽造紙幣が現れて、事件は意外な方向へ転がっていく。 実に堅実なつくりの探偵小説です。事故死の真相を探るなかで偽札を発見し、これが事件解決の手がかり...