スピンオフ短編『ピクト*ガール』
急な俄か雨に濡れるグラウンド。雨に煙るイチョウの樹。ファームの教室から外を眺めていたユアンは、木の下に立つ少女を見つける。しかし一瞬目を離したあとにはもう消えていた。ファームにはいるはずのない少女。彼女は実在するのか、それとも幽霊なのか?
エンタングルメント・マインドシリーズのスピンオフです。タイトルは『ピクト*ガール』。ジャンルはボーイミーツガールSF(?)。今年のお正月三が日で勢いに任せて書いた1.8万字(原稿用紙50枚@400字)の短編です。エピソード4とエピソード5の間に起こったお話で、本編のキャラクターも多く登場します。表紙はお馴染みの己時クナイ様に描いていただきました。少女の無垢な眼差しにハッと目を惹かれますね!
このスピンオフ短編ですが、シリーズの表紙を描いていただいている己時クナイ様のご厚意で、7月14日「みちのくCOMITIA5」のブースで配っていただけることになりました。もちろん無料です! ありがとうございます!
それで今週末は頒布する小冊子を作ってました。何分にも初めてですので手探りです。
まず大きさを決めました。読みやすさと扱いやすさを考えてA5にしました。これならA4を半分に折って作れます。本文は16ページ(A4両面を4枚)に収まるように調整をしました。最初、2段組みにして文字の大きさを調整しましたがうまく入らず、最終的には文字数調整をして何とか16ページに収めました。この作業をしていて大昔にやっていたステート数削り(わかる人はいるのだろうか)を思い出しました。
印刷とコピーは近くのスーパーに置いてあるマルチコピー機にお世話になりました。本文は両面コピー、表紙は全数カラー印刷です(カラーコピーは安いけど発色がイマイチだったので)。
これを中綴じしました。普通のホッチキスでは綴じられませんので、中綴じできるホッチキスを購入。本当、最近は何でも売ってますね。ホチキスの針がどこから出るかわかりずらく何回か失敗したので、針が出るところに細ペンで目印を書きました。これで失敗しなくなりました。
中綴じ本は、表紙と本文でA4用紙5枚。これを折り曲げると用紙の厚さ分だけ上下左右に紙がずれます。またマルチコピー機ではフチなし印刷ができないため表紙には余白が残ってしまいます。そこで、裁断機でこの余白ごと切って上下左右を揃えました。
初めての作業でしたがそれなりにできたかなと思います。何か作るって、とっても楽しいですね!
この小冊子を「みちのくCOMITIA5」で無料頒布する予定です。このスピンオフ短編、kindle出版の予定はしばらくありませんので、お近くの方はぜひ!
(いずれはkindle出版するつもりですが、エピソード6を書き上げてからかなと思っています。あ、あと『3棚目』も準備しないと)
0コメント