執筆ツール

　わたしはパソコンで執筆しています。当初（『ダイバーダウン』を書いたとき）は、ウィンドウズに標準搭載されているメモ帳で書いていました。メモ帳は右端で折り返さないと全文が見えないし、その状態で書き直すと位置ずれが起きたりと使い勝手が悪く、すぐに新しいツールを探しました。いろいろ試した結果、たどり着いたのはMeryでした。

　Meryはフリーソフトであるにもかかわらず、軽くて高機能、しかも縦書きに対応しているし、アウトラインプロセッサもあります。有志による青空文庫形式マクロもあります。すごいです。

　わたしは図のように縦書きで書いています。まずアウトラインをざっと書きます。ストーリーはたいていその通りにはいかないんですが、あるとないとでは大違いです。アウトラインは青空文庫タグの見出しで整理できるように設定していますので、そのまま電子出版まで使えます。

　書きながら体裁をみるのにはPageOneを使っています。わたしの出版物は青空文庫形式ですので、その形式で読めるPageOneはMeryの横に常に起動しています。

　そして最後にmobiへの変換はAozoraEpubを使います。いろいろ細かく設定ができますのでとても便利です。

　いずれもフリーソフトです。こんな高機能なソフトがフリーだなんて、それぞれの作者様には大感謝です。これらのソフトがなければわたしは個人出版できなかったでしょう。ありがとうございます。