電子書籍と紙の本

 わたしの本は全て電子書籍で出版しております。その自分の本をパソコンやスマホで読んでいつも思うのは「読みにくい」というのものです。これは自分の文体が読みにくいのか、それとも電子書籍特有なのか、といつも悩みます。というのも、推敲のため紙に印刷したときはそれほど読みにくく感じないからです。ただ、電子書籍でも読みやすい本があることも知っています。その本と自分の本を比べると違いは結構あります。まず会話文と地の文の割合。電子書籍は会話文が多いほうが読みやすいように思います。ほかには、三人称より一人称が読みやすいというのも感じています。なぜだろう? 1ページあたりの情報量の差なのかな?

 電子書籍は1ページの文字数が少ないです(わたしはそういう設定。なぜなら字が小さくなって読めないから)。地の文が長く続いてページが変わると、そこで情景の想像が途切れることになります。つまりページをめくるたびに集中が途切れて読みにくいと感じるのではないかと。もしかすると、本に近いkindle端末ならそういう違和感も軽減されているのかもしれません。でも全員がkindle端末持っているわけでもないし、自分の文体を電子書籍に寄せていくのも違う気がする……。

 と、長々と電子書籍に対する不満を述べてきましたが(長い前振りだ)、その不満を解消するために『エンタングルメント・マインド』シリーズの紙本の準備を始めました。そのせいでエピソード3はまたもや中断。やれやれ。

 わたしはあまり知らなかったのですが、最近はPOD(Print On Demand)なるサービスがあって、結構手軽に紙の本を作ることができるようなのです。さらにサービスによってはAmazonでKDPに並べて販売もできる! ということならやるしかない、と一念発起して始めました。

 まだ準備中ですので今宵はここまでにいたしとうございます。うまくできたら顛末をここでまた紹介していきたいと思います。

エンタングルメント・マインド(Entanglement Mind)

近未来SF小説『エンタングルメント・マインド』シリーズの特設サイトです!

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