こころに響く感動のブルー
感動をありがとう、サッカー日本代表!
吊り橋の上から落とされたような絶望感から、バンジージャンプをやったときのような爽快感に目まぐるしく変化した試合でしたね!
世界トップレベルのスペイン代表とドイツ代表を撃破した日本代表の戦いぶりにこころから敬意を表します!
(コスタリカ戦はなかったことに)
サムライブルーが決勝トーナメントで躍動することを期待しています。
日本代表の青いユニフォームにちなんで、日本代表が別名サムライブルーと言われていることはみなさんご存知だと思います。今回そのサムライブルーの活躍に感動したわけですが、そういえば他にも『ブルー』に感動したなあ、と思ってこのブログを書いています。
以前から好きで読んでいるマンガに『ブルージャイアント』と『ブルーピリオド』があるのですが、どちらもタイトルに『ブルー』が付いているんですね。まあ偶然なんですが、ブルー繋がりで感じたことをつらつらと……。
ブルージャイアント
音楽素人の主人公がジャズに惹かれ、世界一のサックスプレイヤーを目指すというマンガです。彼はとにかくジャズが好きでいつもサックスを吹いていて、彼自身は練習のつもりがなくても、その練習量が彼の武器となり、次第に高みに上がっていく、というストーリーです。熱意をもって頑張っている人のサクセスストーリーは人気ですよね。わたしも大いに憧れます。
ブルーピリオド
絵を描くことは素人の主人公が、あるとき描くことの楽しさに目覚め、東京藝大を目指して猛勉強するというマンガです。絵を描くことが好きになって、誰よりも課題をこなし、それによって急激に成長していくというストーリーです。あれ? 『ブルージャイアント』の主人公と似てない? そうなんです。音楽と美術と対象は違いますが、どちらも芸術の分野で成長していく物語なんです。こういう頑張る人を応援するのは人気なんですね。わたしもいつも応援しています。
そしてサムライブルー
サムライブルー日本代表の特徴は昔から機動性とハードワークと言われています。どこの国よりも練習して、試合ではどの相手よりも走り回るのが強みなんです。なんとなく『ブルージャイアント』と『ブルーピリオド』の主人公と重なるとは思いませんか? これは日本人の特性ではないかと思うんですよね。
日本人の多くは、陰ひなたなく努力しているし頑張っていますが、それによって称賛はあまりされないわけです。だから、そういう頑張っている人たちに自分自身を重ねて応援したくなる、あるいは自分自身もそうありたいと憧れているんじゃないかと思います。
頑張る人に憧れ、応援し、自分自身を省みる。とても日本的で美しい所作だと思います。
『ブルージャイアント』の主人公も『ブルーピリオド』の主人公も、もちろんサムライブルーの選手たちも、ハードワークをこなして一流になっていきます。そこには才能という概念はありません。あるとするなら、ハードワークをハードワークと思わない、もしくはハードワークを楽しむ才能です。
一万時間の法則をご存知ですか? 一流の人がそうなるのに要した努力や練習量は一万時間であるという説です。単純計算で、毎日1時間を30年続ければ一流になれるということになります。一流になる人の努力は毎日数時間はあると思いますので、実際のところは数年で一流に到達するのでしょう。サムライブルーの選手たちもきっとそうなのだと思います。その努力(彼らは努力と思っていないかもしれない)にはただただ感服するばかりです。
それでは自分はどうなのだろう、と省みると、小説を書き始めて7年余り、毎日平均3時間くらい創作に向き合っていますので、単純計算で7500時間くらいになります。確かに努力しているつもりはまるでなくて楽しいのでいいのですが、まだまだ一流になるためには頑張りが必要ですね。
そんなこんなを年末の今日、サッカー日本代表の勝利を見ていて感じました。
よろしければわたしの著作も見ていってください。
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