読書感想文 『アナザースフィア・トレゾン』しゃーぷ著
二足歩行型採掘兵器コフィンのパイロットのコウは、念願のチームアルファの隊員となった。最強チームの隊員たちは変人ぞろいだが、戦闘能力は極めて高い。コウは彼らとともに、地球とは別の星であるアナザースフィアで、フリークスという怪物が守るクリスタルというエネルギー鉱石を採掘する仕事についていた。採掘を終えた後、アルファ小隊に特務が下る。それは、アナザースフィアのミランダ国王女カレンの亡命を手助けするというこれまでない任務であった。しかしその裏には陰謀が渦巻いていた!
ジャンルは異世界ロボットファンタジーといったらいいでしょうか。設定は盛りだくさんですが、ストーリーの進展とともに設定の説明を織り交ぜてくれるため、スッと頭の中に入って来ます。文章も手堅い印象でとても読みやすいです。冒頭のクリスタル採掘での戦闘シーンから最後までハラハラしながらノンストップで読み通しました。
スカーフェイスはいぶし銀でカッコいいと思ってましたが、まさかと思う過去があって、最後は○○になって少し悲しかったです。
あとラストはしっかり結末が閉じないのでモヤモヤしましたが、コウたちのその後に思いを馳せるという意味があるのかなと思いました。
たいへんおもしろかったです。
誤字というか「ミレイの機体、ミレイの動き」とすべきところが「カレンの機体、カレンの動き」となっているところがありました。
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