新作ミステリ『東名高速247キロポスト』出版です
冴えないモノ探し専門探偵と、文武両道の助手が、この世に無いかもしれないモノを探し出すシリーズの第一弾です!
本作で探偵と助手が探すモノは『読むと呪われる本』です。その本を探すうちに、本の作者と思われる風俗嬢が何者かに殺害され、依頼者には次々と怪奇現象が襲い掛かります。その背景には少女の悲しい過去があった、というストーリー。
シャーロックホームズシリーズでは助手のワトソンが物語を綴るように、本シリーズでも助手が調査報告書という形で探索過程を綴ります。これだけならよくあるオーソドックスな探偵小説の構成ですが、本作ではさらにそこに探偵が追記するという、これまでにない構成を採っています。例えるなら、ワトソンの書いた物語にホームズがツッコミを書き込むという形です。実はこの特殊な構成にもストーリー上の理由があり……。
第一弾の本作は、書き始めたのは2020年初、書き終えたのはその年の7月ですので、出版まで三年掛かりました。そのときのブログはこちらです。
出版までの間、第二部、第三部を書きつつ、本作は公募にチャレンジしていました。結果、受賞まではいきませんでしたが、いくつかの公募で選考を通過しておりますので、それなりのクオリティはあるのではないかと自負しています。そのなかの選評で、これは都市伝説もの、という評があって、読む人が読むとそういうジャンルに分類されるんだ、と新鮮でした。あと、助手がクーデレでカワイイという評ももらいまして、クーデレってなんじゃい、と思って調べてみると、クールとデレデレの略語で、普段クールだけれどまれにデレっとする意味とのこと。はえ~知らなんだ。確かに助手のキャラクターはそんな感じかも。誰かに読んでもらうと、作者にもわからない魅力を見つけてもらえるんだなと改めて思いました。
本作は、呪われた本、怪奇現象とホラー的なガジェットを盛り込みましたが、あくまでも全てロジカルにつなげた現代推理小説に仕立てあげました。
すべての事象には意味がある、という理想を形にしたシン本格推理小説をぜひご賞味ください!
(8/20まで99円、20日17時より無料キャンペーンスタート、それ以降は350円になります)
無料キャンペーン終了しました。多くのダウンロードありがとうございました。読んだ感想をぜひ聞かせてくださいね。
0コメント