セルパブ50冊読んで
個人出版(セルフパブリッシング=セルパブ)本、50冊読みました。いやーおもしろいものばかりで勉強になりました。(その50冊は読書感想文を書いたものになります)
50冊は区切りの数であり、当初目標としていた冊数でした。
もともと読み始めた目的は、『このセルパブ』に投票したい!という思いからでした。前回(2018版)は敷居が高く感じて投票できませんでしたので、今回は周到に準備してから投票を迎えようと考えていました。
では自分がお勧めできる5冊を選ぶのにどのくらい読めばよいのだろうか? これが最初に悩んだポイントです。次の『このセルパブ』がいつ投票開始かわかりませんが、ひとまず夏の終わり(8月末)までに選択できるようにと自分で期限を切りましたので、5月から8月の間に読める冊数を決める必要がありました。統計的には母数を増やせば精度は上がっていくのは間違いありませんが、あまり多くても8月末までに読み切れません。どうしよう。
そこで計測精度の考え方を取り入れました。例えば1mmを精度良く測定しようとしたときに、計測装置(この場合は定規やノギス)の分解能はどこまで必要でしょうか? 一般的には10倍の分解能が必要と言われています。つまり0.1mmまで測定できる必要があるわけです。これはいろいろ統計的な理由があるのですが、一旦それを無視してセルパブ冊数に適用しました。
「5冊選ぶためには、少なくとも50冊読まなければならない」
これで読むべき冊数は決まりました。
次に悩んだのはどうやって読む本を選ぼうか、ということです。心配したのは無意識のうちに迎合、追従、忖度が起こることでした。そこで「先入観を廃し、自らのセンスのみを頼りとする」ことを徹底しました。制限はただ一つ、50冊のうち読むのは一作家一作品。これはいろいろ読んでみたかったからです。
50冊にない本は、サンプルだけで止めた本か、まだ読んでいない本になります。50冊のうらには、サンプルだけ読んで後回しにしている本がたくさんあります。もう消してしまった本もあるので正確ではありませんが、サンプルだけ読んだ本はおおよそ80冊。星の数ほどあるセルパブ本を思えば、130冊(全読50冊+サンプルのみ80冊)などチリのようなものですね。
今回読んだ50冊はすべて購入(無料キャンペーンあり)し最後まで楽しく読みました。一方で『このセルパブ』に取り上げられた本とほとんど重なっておりません。これは選んだわたしのセンスがズレている証拠なのかもしれませんが、わたしにとってこの50冊は全ておもしろかったのは事実です。
今後もセルパブ本は自由に読んでいきます。今回のようなペースでは無理でしょうが、感想もその都度書いていきたいと思います。
日々増えるセルパブ本、読者にしたら何を読んだらと迷うことでしょう。そのためのガイド本が『このセルパブ』なのですが、今回50冊読んで『このセルパブ』以外にもこんなにおもしろい本があるんだということがわかりました。少なくともわたしと感性が近い人にとっては、この50冊はおもしろいと思っていただけるのではないかと。
あ! 今、思い付いた! この50冊の感想をまとめてKDPに出したらどうだろう? かなり微力ですが、セルパブ本のすそ野を広げる役に立てるかも。考えてみます。
(追伸)
ブログの読書感想文をまとめてkindle出版することにしました!
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