読書感想文 『駆け出しミステリー作家と春のうららの脅迫状』 和泉 綾透(著)
早くもネタ切れ気味の駆け出しミステリー作家 都並大祐。迷った挙句、今度はたまたま近づいてきた元ラガーマン 御園夏輝《みぞのなつき》を殺すことにした。しかしこの男、顔よりも首が太い明らかな体育会系だった。どうやっても死にそうにない。シリーズ第4弾!
今回は三月三日のひな祭りパーティなどのドタバタが続き、なかなか殺す人が見つかりません。ようやく見つけたのがアスリート伊納冬美です。彼女はリアルに脅迫状を受け取っていました。彼女と、彼女を心配する元ラガーマンの関係性がミステリになりますが、それぞれ次に続くような魔窟の人ではなかったので最後はあっさりでした。
今回は元読モで超美人の変人 月丘夕の妹君 月丘佳の存在が明らかになります。といってもまだ見ぬ麗しの君で終わるのですが……。いろいろ楽しいエピソードが一杯でした。おもしろかったです。
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